CINOHのレザーグッズづくりで重視するのは、“存在感”のバランス。
装いに意志を持たせつつも過剰に語らず、スタイリングの一部として自然に機能することを大切にしています。
装飾やシンプルさも、装いの中で“意味”を持つことで初めて価値が生まれる。
過剰ではなく、かといって曖昧でもない——そんな絶妙な存在感を目指しています。
CINOHでは、シルバーとゴールドという異なる光を、ウェアのジップディテールに落とし込むことからその試みを始めました。
品格があり、伝統を感じさせるゴールド。
シャープでフレッシュな印象のシルバー。
それらを左右のファスナーに配することで、ミニマルな造形の中に温度差を共存させるアプローチを取りました。
その感覚は、CINOHのレザーグッズにも受け継がれています。
一見、相反するようでいて、共にあることで響きあう。
異なる輝きをもつ金具を用いることで、アイテムに奥行きと静かな存在感をもたらしています。
